主婦の正社員生活がきつい人へ:在宅Webデザイナーへの転身を目指すという選択肢

正社員きつーい!と働き方でお悩みの方も多いかと思います。

私は、現在フリーランスをしていますが、ジョブチェンジ前は2交代看護師として働いていました。その前は、建築設備系の会社で工場用図面を作成するCADオペをしていました。

交代勤務では日勤でも残業で帰宅は20~21時。夜勤は、入りの日に日中仮眠をして、夜勤明けは帰宅後数時間寝たのちに家事と子育て。次の日は生活リズムが戻り辛く体力の衰えを実感……。夜勤終わりは朝9時で、子供は自分で起床して、小学校に通っていました。

仕事をしないと食べていけないし、毎日が時間との戦いで、家族との時間すら満足に取れない日々に限界を感じていました。

そんな私ですが、現在は在宅Webデザイナーとして、自分で仕事を調整しながら家族との時間も大切にできる環境で働いています。

正社員としての働き方をやめましたが、特に後悔はなく、毎日割と充実しています。

この記事を読んでくださっている方の中にも、毎日の忙しさに追われ、「このままでいいのかな」と、正社員としての生活にきつさを感じている方がいれば、在宅で働くという選択肢を知ってほしいです。

誤解してほしくないので、「Webデザイナーになれば〇万円稼げる」とか、キラキラした内容は書きません。

いろいろ苦労はありますが、正社員でも悩みはあるわけで、家庭環境に合っている方を選べばいいのかなと私自身は思っています。

目次

正社員ママの現実と理想

私自身を含め、正社員ママが抱える悩み。

  • 子育てをもっとしたい
  • 仕事のキャリアをあきらめたくない
  • 安定した収入は不可欠

正直どれもかなえられるのは一握りの方だけではないでしょうか。

仕事でもっとキャリアを積みたいとなると、多くのリソースを割く必要が出てきますし、子育てに時間を割きたいとなると、仕事量を減らしたり、仕事以外での勉強時間を減らしたりとバランスをとらなければいけません。

また、安定した収入は人それぞれ異なりますが、給料や社会保険といった「安定」をとるためには会社内での業務をこなし、決められた労働時間分はきっちり働く必要があります。

みんな、自分の持つ理想と現実のギャップに悩みながら働いているのが現状ではないでしょうか。

時間に追われる日々:多くのママの共通点

正社員として働くママの多くが、時間との戦いを強いられています。

朝は慌ただしく子どもを保育園に送り、仕事中も家事や育児のことが頭から離れません。急な仕事や残業も珍しくなく、帰宅後も家事に追われる毎日。

週末も家事の遅れを取り戻すのに必死で、自分の時間はおろか、家族との質の高い時間すら確保できません。この状況、あなたにも心当たりはありませんか?

最近は「体験格差」というワードもよく目にします。正直、子どもとゆっくりじっくり向き合う時間も少ない中で、「体験」をさせてあげる機会なんて簡単には作れなくないですか?

変化は可能:新しい働き方で叶える理想の生活

でも、この状況を変えることは可能で、「在宅ワーク」という選択肢を選ぶことで、理想に近づけることができるんだと私自身は感じています。

仕事を調整できるようになれば、子どもの学校行事に参加したり、家族との時間を大切にしながら、収入も得ることができます。

現在はフリーランスとして活動中なので、正社員の時のように安定した収入やボーナスはありません。仕事量やタイミングによっては、前月よりも収入が半減することだってあります。

ですが、在宅Webデザイナーとして働くことで、柔軟な時間管理が可能になって、子育てと仕事の両立がしやすくなったのも事実。すべての理想を完全にかなえているわけではありませんが、正社員時代よりも自由度は高く、ストレスは軽減しています。

パソコン仕事なので、肩こりは増えました(笑)

もちろん、個人や家庭環境によって優先すべきものは異なりますから、安易に「在宅ワーク」がいい。とは言いません。

ですが、母に心と時間の余裕ができれば、些細なことで怒らなくなる、子どもの勉強を見る時間ができるなど、子どもとの関わりにも変化が出ます。

正社員・交代勤務主婦が在宅Webデザイナーという新しい道を選んだ理由

看護師として働いていた私が、在宅Webデザイナーへの転身を決意したのには、「限界」と「あきらめたくない」という2つの気持ちがあったからです。

交代勤務の限界

病院での2交代勤務は夜勤明けに1日しっかりお休みが取れるので、嫌いではなかったのですが、30歳を超えたあたりから子育てと仕事の両立がきつくなってきました。(体力・精神的に)

世の中で言う、土日や長期連休も基本シフトなので、子どもの休みにすべて合わせるのはまず無理。

あとは、子どもが急に熱を出しても、夜勤のメンバーは2~3人(病院によっては看護師1名のところもあります)なので、一人休みの調整が入ると、夜勤に入れるスタッフを探したり、翌日の日勤メンバー調整が入ったりと割とシフト編成が大変です。

周りに迷惑をかけている気持ちが強くなって、そろそろ夜勤をやめようかな……なんで思っていました。でも、夜勤手当がなくなると、収入もびっくりするくらい変わるので、悩みました。

そんな感じで、仕事にやりがいはあっても、家庭との両立に苦しむ毎日。何を優先すべきか決めきれなかったです。

あきらめることばかりが嫌だった

  • キャリアをあきらめる
  • 子育ての充実をあきらめる
  • 収入をあきらめる

なんだか負のスパイラルで、何もかも「あきらめないといけない」思考にはまっていったのですが、二人目の妊娠・出産を機に、「今は子育てをしたい」という明確な目標ができました。

そこからは早かったです。

子育てするなら今の仕事では無理だと決断できたので、未練なく退職し、いつでも子ども優先で動きたいと思い在宅につながる仕事を探しました。

Webデザイナーになると決意したのは、在宅で働きながら、スキルを身に着けて成長していけること、経験を積んでいくことで収入を上げていくことが可能であることを考えてみると、「何もあきらめるばかりが解決策じゃなかった」と思えたことがきっかけでした。

在宅ワークで可能な仕事を列挙して、一番やってみたい!と思えた仕事でした。

正社員からWebデザイナーへの転身プロセス

全くの未経験からWebデザイナーを目指すプロセスとしては

STEP
知識・スキルの学習

まずはデザインツールの学習や、デザイン原則など、何かを作り上げるために必要な知識の習得が必要。

STEP
ポートフォリオ作成・初案件へ挑戦

自分が作れるものをまとめたポートフォリオを作成して、初案件の獲得を目指します。クラウドソーシングの利用、友人や知人のための制作など、自分にできるところから挑戦

STEP
経験を積む・リピーターを増やしていく

実績を増やしながら、リピーターのお客様を増やしていくと、紹介なども受けられるようになっていく。

が私のプロセスでした。

就職や転職を目指すなら、ポートフォリオを充実させて、制作会社の求人に応募するなど、目標によってプロセスは異なりますが、フリーランスを目指すなら、たくさん実績を積んで成長していくと自信にもつながります。

オンラインスクールでスキルを効率的に習得

今から美大に入学を目指す?IT・情報系の大学?Web制作が学べる専門学校?

そんなの働きながら、子育て主婦しながらはほぼ無理です。というか、理想はそうしたいかもしれませんが、今の状況でできる選択肢が現実的であることも理解済みではないでしょうか。

今からITの知識やWeb制作を学ぶのであれば、リスキングが可能なオンラインスクールが一番挑戦しやすい選択肢です。

ちなみに、Webデザインが学べるスクールって今とっても多くて、カオスな状況です。

なので、正直選び方が難しいのも事実。

有名どころと自分が気になっているスクールを両方体験してみて決めるなど、複数を比較検討することでミスマッチも防げます。

Webデザイナーになったらめっちゃ稼げるとか甘いこと言っているスクールは除外です。

ポートフォリオ作成と最初の仕事獲得

ポートフォリオは名刺代わりにもなる作品集のような存在なので、念入りに作成しておきます。

Webサイトやバナーなどを載せるのが一般的ですが、私自身が初めていただいたお仕事は印刷物だったので、印刷物も作ります!のような内容で実績を掲載しています。

あとは、一番大事な初めての案件獲得です。

クラウドワークスのようなクラウドソーシングサイトでは、お仕事を依頼したい人に応募して、応募者の中から採用されるコンペ形式が主流。

正直、実績のない方が受かる確率は低いです。(クライアントもお金を払う以上、実績豊富な人にお願いしたいのが心理)

ですので、おすすめは、身近にいる友人や知人に声をかけてみて、作らせてもらう方法です。実際のクライアントワークとして経験も積めますし、実績をポートフォリオに掲載できれば、アピールにもなります。

もし、周りにお話しが難しいときは、創作でも良いので、自分がクライアントになりきり、お客様目線で課題を解決するデザインを考えて作成してみるのもありではないでしょうか。

経験を積む・リピーターやご紹介を受ける

制作物でお客様に喜んでいただけると、自分自身の自信にもつながりますし、リピーターやご紹介にもつながります。

次はDMを作ってほしい

Webサイトに乗せるバナーなんて作れる?

知り合いがロゴ作れる人捜してて……

なんて形で声をかけてもらえるようになると、お仕事だけでなく、人脈も広がるので、人のつながりって本当にすごいですよね。

ありがたいことに、私はこちらでお仕事が増えていきました。

転身後の生活はこう変わる:正社員と在宅ワークの違い

在宅ワークを始めててみると、生活は大きく変わります。

正社員時代との違いは、仕事面だけでなく、生活全般に及びます。メリットだけでなく、プレッシャーも大きいです。

時間の使い方が自由になる。家族との時間が増える

正社員時代は、決められた時間に出勤し、残業も多かったため、家族との時間が限られていました。

在宅ワークに転身してからは、自分で時間をコントロールできるようになり、朝は慌ただしく家を出る代わりに、子どもとゆっくり朝食を取れるようになりました。

仕事の合間に洗濯をしてもいいですし、子どもの習い事の送迎もできます。成長も実感でき、これが本当に心の余裕を生んでいます。

以前は諦めていた家族の団らんが当たり前になり、子どもと会話する時間も体感ですが、倍以上になった気がしています。

仕事の質と満足度が向上する。自己成長を実感できる

正社員時代は、決められた業務をこなすことが中心でしたが、Webデザイナーとして働き始めてからは、自分のアイデアや創造性を存分に発揮できるようになりました。

クライアントの要望に応えながら、自分なりの提案をする機会も増え、仕事への満足度が格段に上がりました。

また、新しい技術やトレンドを常に学ぶ必要があるため、日々の成長も実感できます。

トレンドについていくのがやっとでもありますが……

収入面でも、スキルアップに伴って徐々に向上し、月によっては、正社員の時よりも多い月もあります。

劇的に収入が上がったわけではなく、経済的に暮らしが豊かになったというわけではありありませんが、生活できる範囲の収入は得られているので私の中ではOKです。

何より、自分のペースで働けることで、ストレスが大幅に減り、心身ともに健康的な毎日を送れているのが大きな変化かもです。

乗り越えるべき壁とやりがい

在宅ワークには、楽しさと同時に独自の課題もあります。

最初の頃は、仕事とプライベートの切り替えが難しく、「いつでも仕事ができる」が「いつも仕事をしている」状態になりがち。

また、人と会う機会が減り、孤独を感じることもあります。収入の変動や、自己管理の難しさも課題です。

でも、これらの壁をクリアすることで、働きやすさは何倍にもなります。だって、全部自分で決められるから。

例えば、作業時間を決めて規則正しく働くことや、コワーキングスペースを利用して人との交流を増やすなど、工夫を重ねたり。

クライアントによっては無理難題を言ってきたり、何度も修正が発生したりと、悩みは尽きませんが、仕事の幅が広がり、新しいクライアントとの出会いがあるたびに、やりがいを感じます。

楽ではありませんが、自分らしい生き方を追求できる喜びは、これらの課題を十分に上回るものがあります。在宅ワークは、自分の可能性あきらめず挑戦を続けられる働き方だなあと思います。

まとめ:主婦の正社員生活がきついと感じ始めたら、新しい可能性を考えてみる時期

毎日の忙しさに追われ、理想の生活とのギャップに悩んでいるなら、働き方を含め自分や家族の将来を改めて考えてみるタイミングかもしれません。

私自身在宅で原卓という選択肢は、はじめはありませんでした。

毎日転職サイトを閲覧したり、求人情報を見はしても、実際には決断ができずに時間だけが過ぎて行ってしまいました。

実際に子育てと仕事を両立するのは、今の子育て環境では辛いことも多々あります。もちろん収入の安定や、社会保険制度などを考えれば、正社員で定年まで働き続けることが一番の安心安定。

でも、ほかにも選択肢がないかを考えることは悪いことではないはずです。

子育てにもっと時間を使いたい。そこに重きを置くなら、在宅ワークはその悩みを解決する一つの選択肢です。

私自身、看護師から転身し、家族との時間を取り戻しながら、やりがいのある仕事に携わっています。確かに、新しい道を選ぶには勇気が必要ですし、収入をだれかが保証してくれるわけでもありません。

ただ、一歩踏み出すことで、人間関係やストレス、時間的な問題から少しでも解放されるなら、想像以上に得られるものも多いはずです。

経験上、Webデザインについてをメインに紹介しましたが、WebやITのスキルは在宅ワークと相性が良いのは事実です。

ぜひ興味のあるオンラインスクールがあれば、無料説明会やカウンセリング、体験などに参加してみてください。

リスキング支援のスクールは、働きながらスキルアップを目指す方向けに構成されているため、挑戦しやすいのが特徴です。

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